５月から新しい期がスタートする当社では、毎年ゴールデンウィーク明けの週末に、幹部が一同に会して１泊２日の合宿を行っています。まずは全体で前期の振り返りと分析、反省です。続いては私のほうから、今期経営計画の骨格となる各分野の基本方針について説明し、共有します。そして今期全社で目標とする売上総利益までを、私から示します。これだけで午後までかかります。午後の後半からは、いよいよ目標達成のための組織、人事、目標予算の配分などを、それこそ幹部全員で意見をぶつけながら、あーでもないこーでもないと、喧々諤々やりあいます。この時間こそが幹部合宿の真髄であり、本質的な部分です。例年ここは白熱し、簡単には結論が出ませんので、初日の会議は一旦ここで打ち切りです。
例年であれば、ここで夕食を挟んで休憩したあと、引き続き１つの部屋に全員が集まって、続編のスタートです。ここからはお酒も飲みながら、時にバチバチと、時には大笑いをしながら、夜遅くまで幹部全員で語り合います。もちろん厳しい意見も飛び交いますが、基本的に前向きで真剣に考えてくれるメンバーの集まりであるため、決して紛糾することなく、最後には必ず収まるところに収まっていきます。そして幹部メンバーと共有するこの時間が、私は大好きなのです。残念ながら今年はコロナの影響で合宿は中止し、社内の会議室での開催となったため、今年の会議は夕方で打ち切り、続きは翌日に持ち越しました。
例年と違って夜の時間を共有していない分、時間不足の感は否めませんが、２日目も丸一日使ってようやく全ての体制、目標が決まり、いよいよ本格的に５８期の始動です！あとは、この合宿で決まったことも踏まえて経営計画書に落とし込み、全社が集まっての事業発展計画発表会に臨むことになります。コロナ禍の中、本当に大変な一年になりますが、厳しいのを全て外部のせいにして逃げている会社に、目標達成など出来るはずがありません。厳しいこと、無理があることを承知の上で、それでも立ち向かっていく。こんな厳しい状況の中でも高い目標には挑戦する。そんな決意を新たにする、５８期の幹部合宿でした。
（今期は社内開催で写真がなく、昨年まで東御市の「大田区休養村とうぶ」で行なっていた合宿の１コマです）
