事例お客様の課題を解決するサインの設計・施工

 

計画・構想

20年近いお取り引きを頂いているお客様が、長野市に2ヶ所目の住宅展示場をオープンするということで、サインプランからご依頼がありました。これまでも、このお客様の住宅展示場に関しては県内外を問わず多くのサイン工事を手掛けさせて頂いて来ましたので、その実績を評価頂いてのことだと思います。

 

設計上の課題

お客様の方で基本的なイメージ、プランをお持ちでしたので、当社は専門業者として、実際の現地の状況、物理的な制約条件、ご予算、条例や規制など様々なファクターを勘案し、いかにお客様のイメージに近いものを実現させるかということに重点を置きました。現地は、国道18号と19号が合流する幹線道路の交差点で、日夜問わず交通量が多いため、サインの一番の訴求対象はドライバーになります。
ただし大きな問題が一点ありました。実施に現地をロケすると、交差点の上に大きな歩道端が架かっていて、メインサインを一番見せたい方向から車で走行した場合、視界のかなりの部分を歩道橋が遮ってしまうのです。サインの視認性をあげようとすると、かなり高いものにしなければならず、構造的にも予算的にも無理がありますし、逆に低い位置で横長のサインなどにしてしまうと、今度はサインの存在が邪魔をして、肝心のモデルハウスが見えづらくなってしまうという状況で、この問題の解決が設計段階での最大のテーマとなりました。

 

 

解決策の提案

住宅展示場の主役はモデルハウスであり、限られた視界の中でサインが邪魔をしないようにしつつ、サインとしての存在感も持たせるのに苦労しました。日中は渋滞が常態化していて車の速度も比較的遅いので、当初のイメージよりはサインの高さを抑えても視認性は確保出来ると判断し、実際にドライバーの視線で写真を細かく撮影し、合成イメージを何枚も作成しながらシミュレーションし、大きさ、形状、設置場所などの最適解を探りました。

 

製作・施工のポイント

通常、建植サインの照明と言えば、外照式のスポットライトか、文字の部分だけが光る仕様が多いですが、今回は文字だけでなくサイン全体が内側から光る仕様としたのです。スポットライトや文字だけが光る仕様に比べ、光る面積が多く夜間でも均一に明るいため、高さを抑えても非常に存在感があります。全体的なフォルムは直線ですっきりさせつつ、メインサインは側面の部分も光らせて高級感を演出したり、P誘導サインは側面にも情報を入れてスペースを有効活用し、サインの乱立を防ぐ工夫もしています。