事例WIN×WINで相乗効果を生む自社店舗展開

 

構想

仕事として多くの店作りに携わってきた中で、よりお客様目線に立つためにも、自ら店舗を運営し、得られた知見を今後のお客様対応にも活かせるような新規事業を展開したいと考えたのが最初のきっかけです。店舗展開にあたっては、明快なビジョンがありました。1つ目は「人手がかからないビジネス」、2つ目は「お客様とバッティングしない業態」、3つ目は「流行に左右されない生活密着型ビジネス」、4つ目は「フランチャイズ本部から自社店舗以外の工事を受注出来ること」でした。これらのことを総合的に検討した結果、ブルースカイランドリーという結論に至りました。

 

自らの手で開発

ブルースカイランドリーは東海エリアを中心に既に50店舗以上が展開されていましたが、その多くは、出店場所から店舗建設まで全てFC本部任せで、FCオーナーは資金を出すだけという形でした。スーパーやホームセンターなどの駐車場に特化して出店するのがブルースカイランドリーの特徴ですが、当社は仕事柄、どの商業施設が繁盛しているか分かっていましたし、それらの店舗と直接的な繋がりもありましたので、出店物件探しから、交渉、店舗の設計、建築まで、FC本部任せにすることなく全て自分たちの手で行ないました。

 

 

良きご縁に恵まれ

実際の物件開発は想像以上に難航しました。当社としては繁盛店の駐車場に出店したい、しかし繁盛店は常に駐車場が満杯で、コインランドリーのために7台分の駐車スペースを犠牲にして下さる商業施設は中々ありませんでした。物件選定のハードルを少し下げて妥協しなければならないかと考えていたところに、幸いにして地元でもトップクラスのホームセンター様との地続き物件に恵まれ、地主様はじめ多くの方のご支援を頂きながら念願の第1号店出店となりました。本当に良きご縁に感謝の気持ちで一杯です。

 

本業とのWin×Win関係

いざ開店、スタートしてみると、やはり想定外のトラブルなども多々あり、改めて店舗運営する側の苦労も実感しています。しかしこの経験は、お客様と同じ目線に立てるという意味で、今後の提案などに必ず活きてくると確信しています。またFC本部からは、他のFCオーナーさんの店舗の施工を発注頂いておりますので、FC本部が当社のトップクラスのお客様でもあるのです。自らランドリーを運営している当社が設計・施工しますので、FC本部としても安心して現場を「お任せ」状態に出来ますし、当社は本業のプラスに貢献しています。こうしたWIN×WINの関係で相乗効果が上がっていますので、今後もさらに自社店舗の展開、そして本部からの受注も増やしていきたいと考えています。